『ロスト・ワールド』(1948年)、『来るべき世界』(1951年)と並ぶ初期SF3部作のひとつ。人造人間ミッチイの体の強さと心の弱さが、後のアトムの原型になっていることは言うまでもありません。レッド公に虐げられているフイフイをはじめとしたロボットたちの存在も重要で、冒頭と最後のヨークシャー・ベル博士の言葉とともに、科学の発達に対する疑問が投げかけられています。
ミッチイが溶けていくラストシーンには思わず涙(泣)。
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カテゴリ:
・手塚治虫
- 感想投稿日 : 2010年4月28日
- 本棚登録日 : 2010年4月28日
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