これでもか!というくらいに降りかかる海野幸に対する不幸の数々に、正直僕はついていけません。蝶子の悪女っぷりにもついていけません。その他の登場人物も、どちらかというとアクが強すぎ…。
本書を読み返すにつけ、僕はいかに『YAWARA!』の登場人物の微妙な関係(もちろんライバル関係含む)が物語を完璧に作り上げていたかを思うわけです。どうひっくり返っても『YAWARA!』を超えられない作品、それが僕の『HAPPY!』の位置づけです。ただ、後半の鳳先輩の自立に向けた奮闘記は格好良いです(同じ顔だけれども、風祭より数倍芯がありますよね)。
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・浦沢直樹
- 感想投稿日 : 2008年5月1日
- 本棚登録日 : 2008年5月1日
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