マニラの深みにハマった日本人男性の姿が、そしてフィリピーナたちの生活が生々しく描かれていて読みごたえがあります。女性という立場から見た男性の思考や行動、彼らを魅了するフィリピーナたちについての分析も面白し。
女性作家がインタビューをまとめ、男性一人称をもって物語を綴っていく作りが、沢木耕太郎の逆を行っているようで新鮮でした。文庫本の関川夏央による解説が渋いです。
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カテゴリ:
アジア
- 感想投稿日 : 2009年10月20日
- 本棚登録日 : 2009年10月20日
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