数年前、武井咲と早見あかりが出演してたドラマの原作だよね、というそれだけの理由で手にとってみた。ドラマのせいで(とはいえ断片的にしか覚えてないんだけど)、登場人物は脳内で役者さんに変換されている。小説には申し訳ない読み方しかできなかったけど、面白い。
この作品が発表されたのは1996年。Windowsはまだ95だし、ネットもまだまだだ。それでいてこの世界観。ドラマは2012年の作品なので、スマホも使えばタブレットも利用されている。VRの表現は2012年になったのでうまく視覚化できたんだろうね。それだけ原作がテクノロジーを先取っていたといえるかも。
なかで犀川先生の「研究者は何も生産しない。でも百年、二百年先のことを考えられるのは僕らだけなんだ」は学問とは何かを言い当てている。
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- 感想投稿日 : 2017年1月16日
- 読了日 : 2017年1月15日
- 本棚登録日 : 2017年1月16日
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