一方を立てると他方が立たずというトレードオフのお話。
どんなものでもトレードオフがなりたつということで話をしているのだけど、わかってる人には「そうだよね」という話。
著者であるハロルド・ウィンター氏が「個人的にはどっちでもいい」という意見をしているが、同意できる。経済学的思考だ。
さらに言うと、このトレードオフの両側の重要度をどう認識するかで立ち位置が変わる。経済学なんてそんなもんだと再認識させてくれる良書。
できればゲーム理論(囚人のジレンマ)あたりと組み合わせた紹介を一節触れて欲しかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2012年3月21日
- 読了日 : 2012年3月20日
- 本棚登録日 : 2012年3月21日
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