人でなしの経済理論-トレードオフの経済学

  • バジリコ (2009年4月3日発売)
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感想 : 23
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一方を立てると他方が立たずというトレードオフのお話。
どんなものでもトレードオフがなりたつということで話をしているのだけど、わかってる人には「そうだよね」という話。

著者であるハロルド・ウィンター氏が「個人的にはどっちでもいい」という意見をしているが、同意できる。経済学的思考だ。
さらに言うと、このトレードオフの両側の重要度をどう認識するかで立ち位置が変わる。経済学なんてそんなもんだと再認識させてくれる良書。

できればゲーム理論(囚人のジレンマ)あたりと組み合わせた紹介を一節触れて欲しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2012年3月21日
読了日 : 2012年3月20日
本棚登録日 : 2012年3月21日

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