リヴィエラを撃て〈下〉 新潮文庫

著者 :
  • 新潮社 (1997年6月30日発売)
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本棚登録 : 1854
感想 : 123
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元IRAテロリストのジャック・モーガンは東京で斃れる際、誰と会い何を見たのだろう。伝書鳩ことケリー・マッカン、ギリアム、キム・バーキン、手島、皆があれほど惹きつけられ、全力疾走の後、みなが消えた闇は何だったのだろう。そして、ジャックの遺児はどんな人生を歩むのだろう。終章で、手島をして、この静けさは平和ではなく苦しみの沈黙だと語らしめ、たちまち辺りを覆い隠すような春の雨が降る大地。アイルランドの歴史を学ばないと、この小説の本当のところは理解できないかもしれませんね。
それにしても、映画化されないのでしょうか。大ヒット間違いなしですよ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年2月18日
読了日 : 2014年2月18日
本棚登録日 : 2014年2月17日

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