主人公もその祖父も彼女も、誰も彼もが「憤り」を抱えていて、登場人物全員が、結果「憤り」を吐き出したんでは無かろうか。その「ほとばしり」が、読書中バイオレンスな気持ちへ引き込まれ、鉄と血のツンとした臭いを思い起こさせる。 台湾国民党と、中国共産党との歴史的わだかまりを、もう少し学んでから読むと印象が変わるだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2016年9月20日
- 読了日 : 2016年9月20日
- 本棚登録日 : 2015年7月21日
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