魔性の子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1991年9月30日発売)
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感想 : 652
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瞠目する、独白する、とかエゴ、とか、
同じ言葉が何度も何度も出てくるところが
少し気になってしまった。

小野不由美さんは屍鬼を読んで以来で久しぶり。
ファンタジーはあまり読まないけど
グロテスクなところが好き。

孤独だと言っていた広瀬は
教生としてきちんと受け入れられていて
臨死体験が無ければ普通に育ったのだろう。

他人に踏み込まれたくない気持ちも
ここが自分の居場所じゃないと思ってしまう気持ちも
清くありたいと願いつつそうではない自分に吐き気がするところも
広瀬と重なる。

これは私だけではなく、
人間の本質なのだと思う。

それでも今を生きなくちゃいけない。
現実としっかりつながらなくてはいけない。

と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年11月13日
読了日 : 2013年11月13日
本棚登録日 : 2013年11月13日

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