カエルの楽園 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2017年8月27日発売)
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感想 : 394
5

読了。
表紙を見て、イギリスの児童文学のThe Wind in the Willowsみたいな本かなと思い手にとって読み始めたら、何が何がさらに風刺が効きすぎて、良い意味で期待を裏切られた。
政治的なことはさて置き、物語としても面白く最後は少し背筋がゾッとする。今だからこそ、この本は日本という国について考えるキッカケになると思う。今一度、平和について考える機会を与えてくれる本。
なにより解説を櫻井よしこ氏が多くの頁を執筆されている。百田氏が織りなす寓話の謎解きがここに書かれてあるわけですが、本文を読んで分からなかった人は解説を読んだ後、再度本文を読み直すとよい。気づかなかったことが見えてくるかもしれない。
おそるべし百田尚樹。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年9月5日
読了日 : 2017年9月5日
本棚登録日 : 2017年9月5日

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