FM東京でしたか、先日松尾スズキさんが出てらっしゃって、この本の冒頭を朗読してたんですが、もうそこですでに持っていないことを激しく後悔したんでした。死んだおじいさんになるためにその皮をむいて中に入った子馬、あまりにバレバレなその姿を「見て見ぬふり」をするルーシー。そして実は死んでいなかったおじいさんなどなど、過剰な気づかいは現実なら絶対にハッピーエンドにならないでしょうし、そうなったら納得はできないかもしれないところを、童話・昔話に定番の、お約束のハッピーエンドにしながら、特に疑問を感じたり憤ることもなく本を閉じることができる、そしてまた初めから(そして何なら越えに出して)読みたくなる本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本(日本)
- 感想投稿日 : 2013年10月25日
- 読了日 : 2013年10月25日
- 本棚登録日 : 2013年10月25日
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