オススメの本、CD、DVDなど紹介します。お茶でも飲みながらゆっくりご覧下さい。
肝っ玉カータンさん
オリヴァー サックス Oliver Sacks
早川書房 (2001年04月)
医療・看護
全盲の画家、激しいチック症状をおこす外科医など、運命のいたずらとしか言いようがない変わった症状を抱えた7人の患者と、脳神経科医の交流を描いた医学エッセイ。興味本位で書かれていないところも好感が持てる。
マイクル クライトン 林 克己
早川書房 (1996年02月29日)
マイクル・クライトンの医学ノンフィクション。ER緊急救命室の原点となった本です。アメリカで抱える医療の問題も浮き彫りにされており、日本における医療問題とも重ねて考えさせられます。実際に、医学生として研修した経験から書かれているので読み応えがありま...
ジョイス トラベルビー 長谷川 浩
医学書院 (1974年04月01日)
「看護は対人関係のプロセスである。」看護の定義を述べるトラベルビーの看護論。人間が人間を援助することの本質的な意味を追求した名著。看護学生、看護師の必読の書。
モブ・ノリオ
文藝春秋 (2004年08月26日)
文学・評論
表紙には大麻の絵。斬新な手法で書かれた文体。既存の介護のイメージとはかけ離れているようにも見える。オバアチャンとの関係によって、自己の存在を認識しているともとれる介護の姿は、無視や無関係を装うよりは、ずっと人間らしい。読み手の好き嫌いがはっきり分...
小山 朝子
まどか出版 (2003年06月)
祖母が突然倒れたことから、介護に奮闘する日々が始まる。その経緯から現在に至るまでの介護の日々を綴った記録。最初は戸惑いを隠せず、困惑した様子も描かれているが、母と二人三脚で、バイタリティー溢れる介護を始める。介護を始めてから、我が家には笑顔が増え...
東山 魁夷
講談社 (1976年12月08日)
エッセイ・随筆
本書は、エッセイ二篇と講演三篇で構成されている。東山画伯自身、日本の美を求める心が高まった時期のものと言っているだけあって、全篇を通して、日本の風景の美しさが詩的に表現されている。特に「自然と色彩」の、繊細で美しい表現は秀逸だ。この世が、色彩で溢...
岡本 太郎
イースト・プレス (2003年04月01日)
人間、岡本太郎が生み出す、鮮血色の言葉だ。真っ直ぐ心に突き刺さってくる。それでいて、無駄な力が抜けてくるから不思議。彼が去っても、精神のエレメントは不滅だ。
新潮社 (2004年02月)
この本を買った一番の理由は、表紙の色が激しい赤い色だったから。岡本太郎の「赤」は、人間の、ほとばしる鮮血の色をしている。太郎は言う。造形の行動と思索は、全く違うことなのだ、と。創造と思索の狭間に身を置いて、その両極のバランスが崩れると爆発したい欲...
光文社 (1999年03月)
包み隠さずストレートに表現する文章に、最初からグイグイと引きつけられる。岡本太郎の言葉が生き生きと躍動し、強烈な熱いエネルギーがたぎっている。色で表せば、真紅そのものだ。人間の、生身のカラダから吹き出す鮮血の色だ。私は、岡本太郎の赤が好きだ。前衛...
シンシア ライラント Cynthia Rylant
偕成社 (2000年03月)
絵本・児童書
「どんな犬でも、天国では家をもらい、自分の名前を書いたえさ入れを持っている。そして、神様が見守っているからどの犬もこわい夢をみない。」この絵本を読んで、癒されるというよりも、救われると言った気持ちがしました。天国に行った犬の生活を描いたこの絵本は...
アレックス シアラー Alex Shearer
求龍堂 (2004年05月)
チョコレート禁止法によって、世の中からチョコレートがなくなったらどうなるだろうと考えてみた。普段はあまり食べない人でも、無性に食べたくなるに違いない。あったものが無くなるのは辛い。無いと思うと欲しくなるのだ。それはさておき、この本はチョコレート禁...
小林 よしのり
飛鳥新社 (2004年07月)
社会・政治
雑談だから、かえって本音が語れるってことでしょうか。前回よりパワーアップしています。
飛鳥新社 (2004年05月)
思索する雑談、知的好奇心を満たしてくれる。大学教授と漫画家の組み合わせも面白い。
幻冬舎 (2004年08月)
「わしズム」連載をまとめた、ゴーマニズム宣言の新シリーズ。大傑作も多し。字が多い漫画なので、読み応え充分。
桐野 夏生
講談社 (2002年06月14日)
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
まさかこんな展開になるとは!もはや狂った運命から逃れようのない、4人の主婦達の結末はいかに。日常に潜む狂気が、静かに迫ってくる。
普通の主婦が、あることを切っ掛けに、パート仲間の夫の死体をバラバラにする。そんな行動に走らせたものは何か。静かに狂い始めた日常の中で、四人の主婦がどうなってゆくのかハラハラしながら読みました。
恩田 陸
角川書店 (2004年01月)
舞台は東京駅。見知らぬ者同士が、微妙に影響し合いながらストーリーが展開していく。登場人物の数も多いが、個性豊かで面白い。表題通り、ドミノ倒しの勢いでエピソードが繰り広げられる。コメディーの傑作。
瀬名 秀明
角川書店 (2000年12月)
SF・ホラー・ファンタジー
バラバラだった要素が、下巻で一つに纏まってくる。しかし、ストーリーの展開がバタバタと忙しくなってしまった感じもした。文中の、“私はこう思うのだが、神よ、あなたの意見はどうか”と、問う言葉が私は気に入っている。科学の先端から淵をのぞき込む時、その先に...
いろいろな要素がてんこ盛りって感じもしたが、最先端の「脳科学」がテーマになっている。オカルト的要素が混ざってきた時は、ちょっと苦手かもと思ったが、それだけで終わらせないところは、さすがに薬学博士だ。私は、この作者の作品とは相性が良いが、少々専門的...
グレゴリ青山
メディアファクトリー (2004年07月)
文化
日本の独立国とも呼ばれる「京都」。フツーの観光案内とはひと味違って、タイトル通り「ナマの京都」を紹介している。脱力系のイラストが、よけいに可笑しさを増す。本書は、日々京都のいけずの荒波にもまれて暮らす、生粋の関東人である私のバイブル的存在。
みうら じゅん
集英社 (2004年07月21日)
サブカルチャー
みうらじゅん氏を見よ!とんまつりは、参加してこそ意義があるのだ。さぁ、書を捨て、祭りに繰り出そう。そして、日本中の「とん祭り」を体験しよう。
講談社 (1998年03月)
カスのような絵はがき集。よく見つけたねって、思わず拍手を送りたくなります。この脱力系絵はがきは、見ているうちにクセになりそうです。随所に、みうらじゅん氏のセンスが光ってます。
マーク・エイブラハムズ 福嶋 俊造
阪急コミュニケーションズ (2004年03月19日)
科学読み物
イグ・ノーベル賞とは、人を笑わせ、考えさせ、絶対にマネ出来ないユニークな研究に贈られる賞のこと。単なるパロディではなく、研究自体はまじめそのものだ。授賞式は、ハーバード大学で行われている。目次を見ただけで可笑しいけれど、読むとさらに笑える。どんな...
木乃倉 茂
碧天舎 (2004年05月)
生物学・動物学
大東亜戦争の真っ只中、大日本理化学研究舎の研究員が、野槌といわれる生物の生態を観察・研究した記録。毒性についての分析もあり、なんだかすごく説得力のあるツチノコ本です。飼育槽で撮影された貴重な全身写真もあります。絶版になりやすい類の本なので、早めに...
山本 素石
筑摩書房 (1996年05月)
現在、絶版にて古書でしか入手出来ない貴重な本です。幻の珍獣ツチノコの第一人者、山本素石氏の渾身の記録。
手嶋 蜻蛉
三一書房 (2002年10月)
著者20年にわたる、ツチノコ研究の集大成。決定的証拠はないが、ロマンがある。ツチノコは、いると思いたい。
ドゥーガル・ディクソン 今泉 吉典
ダイヤモンド社 (2004年07月09日)
5千万年後の世界。そこに人類の姿はなく、驚異の進化を遂げた生物の姿があるのみ。イラストを見てるだけでも想像力が刺激されて面白い。
ドゥーガル・ディクソン
ダイヤモンド社 (2004年01月08日)
2億年後の地球上では、どんな生物が生息するのか。科学者たちの検証によって描かれた生物の姿。異形の姿に驚くが、想像力を刺激してくれます。SFのような感じで楽しめます。
岩井 志麻子
角川書店 (2002年07月)
霊より、生きてる人間の方がずっと怖いと思う。人間の心の闇ほど、ゾクッとするものはない。淡々とした遊女の語り口が、より一層じわっとした怖さを感じさせてくれる。じわじわと、張り付くような恐怖を味わいたい方にお勧め。
角川書店 (1996年12月)
細胞内小器官である「ミトコンドリア」が意志を持ったことから物語は始まる。クローン、臓器移植など先端科学の情報も取り入れ、読み応えは充分。真核生物の中で共生してきた「ミトコンドリア」だが、ひとたび共生バランスを狂わせたら、恐ろしいことになるという人...
乙一
集英社 (2000年05月19日)
9歳で殺された「わたし」。「わたし」の死体を巡る一部始終を、一人称で淡々と語る。最後まで、手に汗握る展開で読む者を飽きさせない。必死で死体を隠蔽する、子供の心理状態が怖い。
酒井 順子
講談社 (2003年10月28日)
マジに勝ち負けにこだわって読む本ではありません。著者自身が言うように、あまり勝ち負けにキーキー言わずに遠吠えに付き合う気持ちで読めれば、面白く読めます。これ読んでキーキー言っちゃうとシワが増えます。 著者の表現がユニークで、読み物としては、すごく面...
遙 洋子
筑摩書房 (2000年01月)
遙洋子が、東大の上野千鶴子教授のゼミに入門した。そこで繰り広げられる、上野千鶴子と著者の、戦闘の日々が克明に記されている。面白いけど、面白いだけでは終わらない、戦うフェミニズムエッセイ。上野千鶴子のインパクトが強烈で、印象に残る。
木田 元
岩波書店 (2004年01月07日)
人文・思想
著名人などの名言が、一日づつに振り分けて、365日分書かれています。寝る前に、ちょっと開いて読んでみるのもいいです。箱付きで、しっかりした装丁。1冊、手元に置きたい本です。 名言・格言に触れるのも、たまにはいいものですね。
青木 るえか
角川書店 (2004年04月)
この人の、やる事なす事ただ可笑しい。とにかく、笑って読んで下さい。史上最弱の主婦、青木るえかのエッセイ第三弾。
角川書店 (2003年08月)
こんな主婦もいるんだと思うと、気が楽になって、私って結構デキる主婦かもって思えてきます。日常の小さなことにイラついているくらいなら、いっそのこと、この本を手本にした方が良いかも?青木るえかの爆笑エッセイ第二弾。
角川書店 (2003年01月)
だらしなさも、こまでスゴイと笑えます。たまには私も手を抜こうという勇気すら湧いてきます。つまらない事にクヨクヨするくらいなら、この人くらい平気に生きてゆきたいものです。完璧にしないと気が済まない人は、少しは見習うと楽になるでしょう。無駄な力どころ...
いとう せいこう
角川書店 (2000年08月)
見仏記が、とうとう海を越えた。韓国、タイ、中国、インドを巡る旅に出る。韓国では、海を渡った弥勒のルーツに感動。タイでは、サンダーバードさながらの秘密基地的出動ミサイル仏を発見。中国では、ご機嫌な電子念仏機を入手。サイケデリックな旅の途中で、二人は...
角川書店 (1999年01月)
仏友コンビ復活!二人の、炸裂する感性は健在だ。庶民的アングルで見る仏像の姿は、ヒーローそのものでしかあり得ない。知善院「てゃーこーさんの御寺」を読んで、私は身体が震えるほど笑わせてもらった。見仏記、待望の第二弾。
角川書店 (1997年06月)
とにかく抱腹絶倒、バチ当たりな見仏珍道中記。仏像に魅せられた二人が、独特の感性で仏像と対面するところは滑稽でもあるが、真の仏像の姿を捉えているとも思える。前代未聞の、毒のある仏像エッセイに仕上がっている。これを読まずして、仏像を語るべからず。
夢枕 獏
集英社 (2000年08月18日)
人間の不屈の精神がこれでもかと押し寄せてくるので、上・下巻読むには体力が必要。凄まじい山岳小説だ。
人はなぜ、誰も到達したことのない未知の領域に憧れ、辿り着こうとするのだろう。選ばれし者としての挑戦なのか、或いは生きることへの挑戦なのであろうか。やがて、この本を読み進むうちに気付くだろう。人間の根源的な欲求の前に、理屈など通用しないという事を。...
エリザベス キューブラー・ロス Elisabeth Kubler‐Ross
中央公論新社 (2001年06月)
エリザベス・キューブラー・ロス博士の講演を編集したもの。シリーズの中でも特に分かりやすく書かれている本書は、ロス博士が語り続けたメッセージを理解するための最良の書である。延命治療のあり方や、死をどう受け止めるか、生きることと死ぬことについて深く考...
エリザベス キューブラー・ロス Elisabeth K¨ubler‐Ross
中央公論新社 (2001年01月)
人の命の瀬戸際に臨む者として、死の受容までの五段階を何度も何度も読んで、深く考えた。この心理的段階は、死に限らずいろいろな局面で、同じような心理過程を示すものだと言うことを臨床経験から学んだ。医療従事者はもちろんのこと、現代を生きる全ての人に読ん...
奥田 英朗
文藝春秋 (2004年04月24日)
伊良部医師シリーズ第2弾。前作に輪を掛けて、奇行ぶりがパワーアップしている。秀逸は「義父のヅラ」。確かに、それと分かるズラはハガしたい衝動にかられるものだ。全編通して、水戸黄門ばりに、お決まりの筋書きになるので、後半は少々弛んだような気がした。し...
文藝春秋 (2002年05月)
「自分って変?」と思ってる患者が、むしろ安心してしまうくらいの奇行ぶりの伊良部医師。表題作「イン・ザ・プール」では、私も泳ぎたくなった。暑苦しい風体の伊良部医師にも、癒し効果があるのだ。「勃ちっ放し」では、私が看護師をしてた頃、変な薬を塗ったとか...
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