秘めたる空戦: 三式戦「飛燕」の死闘 (光人社ノンフィクション文庫 136)

著者 :
制作 : 幾瀬勝彬 
  • 潮書房光人新社 (2004年10月1日発売)
4.42
  • (7)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 6
5

 「こんなに美しい戦闘機を見たことがない」そう言った筆者の友人である松本氏の、手記を綴った戦記。
 沢山の人に支えられ、すくすくと育っていく過程は見ていて気持ちが良いです。中でも整備員の日野との交流は素晴らしい。互いに支えていく様子に、胸が熱くなる。
 戦闘機に乗り、空戦をこなし、敵機を墜とし、遼機を護り、仲間を護り、人に癒され、傷つき、恐れ、嘆き、怒り……。
 其処には、血の通った人がいるのだと思い知らされる本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦争 過去
感想投稿日 : 2010年11月17日
読了日 : 2010年11月17日
本棚登録日 : 2010年11月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする