17歳、雑誌の名前にもあるからか、どこかきらきらした印象のあるこの年齢の女子たちの、きらめいているどころではない悩みや決断を個性豊かに描きあげられた短編集。
舞妓や、神主や漁師の娘などと設定はけっこう珍しくはなっているので「お話」ぽく演出されてはいるものの、彼女たちの等身大の惑いや揺れはどこか遠い自分のその世代を思い起こすような、リアリティあるものでした。
同年齢の友達に抱く憧れ、嫉妬。異性に抱く恋情やいらだち。そのひりひりとした疼きこそ、17歳のきらめきなのかもしれないな、とも思ったのでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月18日
- 読了日 : 2017年2月11日
- 本棚登録日 : 2017年2月18日
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