スパイ容疑で捕まってしまった父親の留守を守る3兄弟と母親。都会のお屋敷を離れ、田舎の小さな家出ひっそり暮らす4人。3兄弟は駅長さんや、鉄道で働く人たちと仲良く暮している。土砂災害で線路が流されたのを知らせて表彰されたり、亡命ロシア作家を助けたり、冒険に満ちた日々の中、心優しく、誇りをもって生きる大人たちに見守られ、父親の帰還までを、貧しくとも心豊かな生き方を描く。
ネズビットと言えば、ファンタジーという印象が深いが、貧しくとも心豊かな良き時代が、淡々と、しかし時にはドラマチックに描かれ、安心の作品です。今の子は、どう感じるのかなあ?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学(海外)
- 感想投稿日 : 2013年7月20日
- 読了日 : 2013年7月20日
- 本棚登録日 : 2013年7月16日
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