セイラー教授の行動経済学入門

  • ダイヤモンド社 (2007年10月27日発売)
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感想 : 49
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行動経済学についていろいろな事例をもとに語られています。特に私が面白いと感じたところは、期間選択(学校教育をどこまでうけるか?誰と結婚し、子供をもうけるか?)のところです。期間選択には、待つ楽しみと待つ不安があります。「人々は利益は一刻も早く手にしたいと思い、損失はできるだけ先送りしたいと思うハズ」なのに、お金以外の時間選好においては、映画スターにキスをしてもらう希望日を3日も先に伸ばす選好が多かったのです。これは、人々は利益を得るための「待つ楽しみ」を感じているということ。なるほど~待つ楽しみ。楽しみにしている旅行の準備や、デート前の妄想?なんかが楽しかったりするのは、待つ楽しみだな~と感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年1月8日
読了日 : 2012年1月8日
本棚登録日 : 2012年1月2日

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