あじフライを有楽町で (文春文庫 ひ 20-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (2017年6月8日発売)
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本棚登録 : 412
感想 : 36
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食に関するエッセイを読むのは、僕にとっては精神安定剤の服薬にも似た行為である。その中で、特に著者の本は常に手元に置いておきたいほど愛好している。

前作の「ひさしぶりの海苔弁」と同じく、安西水丸のユーモラスな挿絵も楽しめる本書では、あじフライ、羊羹、立ち食いそば、湯豆腐、どじょう鍋などの食材を通じて、食べることが生きることであり、よく食べることはよく生きることである、そうしたテーゼを実感できる。

東京交通会館のあじフライを早く食べにいきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ・随筆
感想投稿日 : 2017年9月24日
読了日 : 2017年8月24日
本棚登録日 : 2017年9月24日

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