著者の名前、難しいなー・・・。変換がめちゃくちゃ困った。
さて、こちらも本屋パトロールからの図書館リクエストからの初対面。
面白いし読みやすいし途中で何度も声に出して笑ってしまうほど、会話のリズムが良かった。
どうにもなじみがあると思ったら、著者はホワイトハート出身な、わけか・・・。道理で・・・。
(世代)
ちゅうか、著者はBLも書くんだよね。たぶんそうとしか思えないよね、この設定。
夏神さんとイガでいく? それとも、ロイドとイガ? ロイドとイガの場合、通称はメガイガになるよね(笑)!
じゃーなーくーてー。
ロイドの登場なんてトンデモ展開なんやけど、不思議としっくりくる。
海里はテニミュ(出身の若手芸能人)を想像してしょうがなかったけど(笑)、(芸能人としての)キャラ設定通りにチャラチャラした子なんかと思ったら素顔は全然そんなことなくて、でもそれなりに今風の若い子で、そのバランスがものすごい好感の持てる主人公くんでした。
なんだこの子、若いのに一生懸命やなーって思って、夏神さんが面倒を見たくなるのはよくわかる!
若いってことは概ね経験がないってことなんやから、ヘンに頭でっかちになるよりもこのくらい体当たりのほうが、いいよ。
でもって、「概ね経験がない」っていうのは年齢に関係なく往々にしてあることなので、結局のところ、人生は体当たりの方が活路が開けるんやなと思っております。
(ええんか)
続編も勿論リクエストしました。
手元に来るまで待ちきれないので、著者の別シリーズも読みたいわと思って検索をしたら、私は別シリーズをすでに予約していた。
やっぱり本屋パトロールで見つけてリクエストをかけていたのだけど、基本本屋パトロールは著者名を控えないからさ・・・。
それと気付かず同じ著者の違うシリーズを同時に予約しているなんて、よほどストライクなんやろね(笑)。
夏神さんのしゃべり方がすっごい、いい。
最近、私が読む本のほとんどには関西弁かお店屋さんが出てるような・・・(笑)。それはまあ、趣味なんやね(私の)。
リズムよくストーリーが展開し、引かない程度に「トンデモ設定」が放り込まれ、しつこくない程度に会話のノリがいい。
そこへ、ひとつ大きなテーマを、ぽん、と、掲げている。
私の好きなライトノベルの条件をすべて網羅してるわ。
今回はテーマも私好みのものやったため、とにかく時間を作ってまで没頭して読んだ。めっちゃ、面白かったなあ!
他人から見たら
「つまらないこと」
でも、当人からすると何もつまらなくなんてない。
そうやって自分に「大切なもの」を、持っているのと同じように、他人にもそれぞれの「大切なもの」が、あるのだ。
だから他人を、自分のものさしで判断してはいけない。
相手に合わせたものさしで見て、そして自分にはそのものさしが理解できなくても、相手の「大切なもの」を、陵辱することは絶対に許されないと思う。
好みの人間のタイプを聞かれるなら私は相手を尊重することができる人と即答するなー。
そんな人ばかりが登場する、温かいお話でした。
同じ時間を過ごすなら、やっぱりあったかくすごしたい。
相手を理解できなくてイライラするよりも、相手は相手、自分は自分と割り切って尊重しあえるほうが、よりいい空間になるんやろうね。
(2015.10.31)
- 感想投稿日 : 2016年9月11日
- 読了日 : 2015年10月31日
- 本棚登録日 : 2016年9月11日
みんなの感想をみる