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レビュー by みのりさん
精神医学者である著者が、できるかぎり自分の人間としての自由と決断を見失わないで、冷静にその自分に起きてたこと、人間という存在を書いているもので、困難な状況でひたすら自分の心と生と死に向き合う、それを伝える姿勢に圧倒されて、私の中にある不自由な心を払う勢いだった。
生き残る人とそうでない人との違い。慣れるということに際限がないと思われる人間だが、生き抜く上で期待がもてなきなった時、心の底に愛と想像力とユーモアあるとないとで差が生じることなどが伺えた。
著者の、離れ離れになり生死すらもわからないままの奥さんと心の対話をする所などで、こうした愛するものの存在とさらにそれを無くさない想像力がどんなに必要で、ボロボロの肉体とギリギリの精神を生きる意欲の細い糸を切らない要因となるのかわかる。
レビュー登録日 : 2012年02月10日
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