先に読んだ角田光代の「空の拳」も、ボクシングシーンが迫力満点だったが、こちらも負けず劣らず、まるで「明日のジョー」並みの試合描写に、小説の醍醐味を堪能した。
高校のボクシング部を舞台にした、二人の親友と彼らを取り巻く部員と監督、そして顧問の女性教師とマネージャーに就任した体の弱い女子生徒等々、青春群像に爽やかで、格闘あり、涙あり、読書子の年齢も忘れて、読みふけってしまった(笑)
それにしても、百田尚樹の引き出しの多さよ、同じジャンルの小説は書かないという、彼の矜持に脱帽。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
スポーツ小説
- 感想投稿日 : 2013年5月16日
- 読了日 : 2013年5月15日
- 本棚登録日 : 2013年4月25日
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