壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年8月12日発売)
3.27
  • (21)
  • (93)
  • (171)
  • (34)
  • (6)
本棚登録 : 1184
感想 : 111
4

「警察小説史上、最も読者に近いところにある物語」との文庫本帯の惹句につられ読み始め。
警視庁犯罪被害者支援課というのは、どうやら著者のオリジナルらしい(犯罪被害者支援室というのはあるようだ)。しかし、恰も実在するかのようなリアリティーのある警察小説。
著者の小説は、センテンスが短く、小気味よい描写力があって、読みやすいのが特徴といえるか。
作中の、「『犯罪被害者支援基本三か条』1.常に自分のことと考えて被害者に接する2.過剰な思い入れを排する3.時には沈黙を選ぶ」は、一般の対人関係にも応用ができそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察小説
感想投稿日 : 2015年12月24日
読了日 : 2015年12月23日
本棚登録日 : 2015年11月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする