「警察小説史上、最も読者に近いところにある物語」との文庫本帯の惹句につられ読み始め。
警視庁犯罪被害者支援課というのは、どうやら著者のオリジナルらしい(犯罪被害者支援室というのはあるようだ)。しかし、恰も実在するかのようなリアリティーのある警察小説。
著者の小説は、センテンスが短く、小気味よい描写力があって、読みやすいのが特徴といえるか。
作中の、「『犯罪被害者支援基本三か条』1.常に自分のことと考えて被害者に接する2.過剰な思い入れを排する3.時には沈黙を選ぶ」は、一般の対人関係にも応用ができそう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2015年12月24日
- 読了日 : 2015年12月23日
- 本棚登録日 : 2015年11月7日
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