もうダメか…という人生の挫折とも躓きとも言える境遇に置かれた人物が、それでも立ち上がって歩き出してみよう!という光を見出す瞬間を集めた12の短編。見回せばどこかに似たような人がいるような、あるいはまさに自分自身とも思えるような人々が主人公なので、深く共感できる気がします。大きなどんでん返しとかすごいドラマではないのですが、一つ一つのお話を読むごとに胸の奥底に小さな熱が灯っていくようで、誰しもがこんなふうに胸を熱くする灯を抱いて生きているんだろうな、という思いがいたしました。とてもよかったです!
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- 感想投稿日 : 2013年4月12日
- 読了日 : 2013年4月12日
- 本棚登録日 : 2013年4月8日
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