二人で紡いだ物語 (中公文庫 よ 44-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年3月23日発売)
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感想 : 13

確かに理工学部にいらっしゃったという記憶がかすかにありましたが、日経の「私の履歴書」から、友人にご紹介いただいて本を読んでみました。「物理学者」という非常に論理的な者の書き方をなさりつつ、非常に人間的なところが物凄く強く、素晴らしい、バラエティに富んだ方なんだなぁ、と思いました。

ご夫婦の生活については当然ながら「妻」としての視点からお書きになっておられますが、男女ということとは異なる、様々な人生訓、ご本人の強さの源泉、等も垣間見られます。特に、

「はじめて」をクリアしない限り、次に進むことはできない

「皆が不可能だということを、可能にして見せると約束する。それがリーダーシップというものだ」

このあたりの言葉が、特に心に刺さりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2012年6月10日
読了日 : 2012年6月10日
本棚登録日 : 2012年6月10日

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