堕落論 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2000年5月30日発売)
3.64
  • (286)
  • (286)
  • (621)
  • (34)
  • (13)
本棚登録 : 3691
感想 : 297
4

純文学を始め、歴史小説、推理、文芸、エッセイと多彩な領域で活動した、無頼派と呼ばれる作家の一人・坂口安吾のエッセイ。代表作ということで読了。

日本文学や作家論、戦争理論、人間の欲まで幅広く綴っている。特に戦争に対する考え方は私にとって新しい視点のひとつで唸るものがあった。冷静な視点を持ちながらも言うべきことは強く鋭く主張する姿勢が随所に読み取れて、すごく好感が持てた。
時間を置いて、また手に取りたい作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学(エッセイ)
感想投稿日 : 2013年10月23日
読了日 : 2013年10月23日
本棚登録日 : 2013年10月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする