中学に進んで以降、不登校となっていた主人公の少女まいは、ひと夏を「西の魔女」ことまいの祖母のもとで過ごすことにした。まいはそこで“魔女の手ほどき”として、1人の人間として様々なことを学び、知り、成長していく。
選択肢は常に自分の手のなかにあり責任も自身に生じるという考えは、いつも心に留めておきたい姿勢。これからを生きる者と、次世代にバトンを渡す者。別れの切なさもあるけれど、この夏の思い出を大切に抱えてまいは成長していくのだと思うと優しく温かい余韻が残る。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2014年5月31日
- 読了日 : 2013年1月18日
- 本棚登録日 : 2013年1月18日
みんなの感想をみる