クリスマス・キャロル (新潮文庫)

  • 新潮社 (2011年12月2日発売)
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本棚登録 : 1957
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冷酷無慈悲・守銭奴・エゴイストの商人老人スクルージはその性格ゆえに周囲に疎まれ、嫌われ、本人自身もそれでいいと人への慈悲や優しさとは無縁の生活を送っていた。
ある年のクリスマス・イヴ、数年前に亡くなった共同経営者であるマーレイの亡霊が訪れ自分の悲痛な人生と死後について語る。スクルージの悲惨な結末を回避するために、3人の精霊が彼の前に現れると伝える。

少し教訓めいた展開ですが、読みやすさは十分です。悲惨な人生を見せられる描写はぞっとさえしました。人生はどの地点からも変えられる。自分の生の終わりに、良い人生だったと思えるために今どう振る舞えば良いかを考えさせられます。また、英国のクリスマスの様子や、いかに大きなイベントであるかもよく分かります。
訳が村岡花子さんだったとは驚き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 外国文学
感想投稿日 : 2014年10月25日
読了日 : 2014年3月16日
本棚登録日 : 2014年3月17日

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