「日本人」という病 (静山社文庫) (静山社文庫 A か 1-1)

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  • 静山社 (2009年11月5日発売)
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感想 : 17

日本人という病はやめられない、やめたら日本人ではなくなってしまうから。
日本人は同性だけで連んでいたら同性愛に見られたり、意見を求められたら"I don't know"というのは不可解だったりするアメリカ社会の個人主義について深い納得を得られる。考え方の違いを知らなくては理解できない。
宗教性についても、欧米は宗教と社会は切り離されているが日本は不可分であるというの納得するなあ。熱心な仏教の社長だろうと、会社の建物を建てるときは神社に竣工式をお願いする。そういう。
場というのを重視する日本人と個人主義の欧米と、その理解がなければ分かり合えない。
アラブ人が無宗教という日本人は動物と同じというのも同じこと。
ですます調の中に一部だ。である調が入って来てちょっと読みにくかったですが、全体話し言葉をおこしただけあってとても読みやすかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年3月19日
読了日 : 2017年3月19日
本棚登録日 : 2017年3月19日

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