ここ2ヶ月ほどで3冊目の、松岡圭祐。
●扱われているトリックの数々は、現実に存在する技法であるという点は疑っていない。
が・・・、トリックの活用法やその運営などについてはツッコミどころが満載すぎて、、、、読むテンションを維持するのに困った。
●黒幕の男以外の登場人物全員が(主人公も含め)、かなりの振り幅でキャラ造形がブレているのも、残念。
(白金さんなど、目も当てられられないくらい・・・)
○しかし、ヒロインの設定には魅力があるし、おハナシの勢い(盛り上げる“場”の数が多かった)もよかったので、総合すれば楽しく読めた。
とりあえず、「千里眼」のシリーズともリンクするのだとかいう続編も、まあ、読んでみたくさせられた。
★2つ、5ポイント半。
※評価を「★2つ」とつけときながら、続編も読んでみたくなっているのが、我ながら不思議(笑)。
※「千里眼 ミドリの猿」でも感じたが・・・・極めて漫画的なキャラ造形とストーリー展開。
単行本3~4冊分くらいの連載期間で漫画化されたなら、上記に挙げたような“白け要素”も全く気にならなく物語世界に浸れたと思う。
・・・・少年ジャンプ、少年マガジン、ビックコミックスピリッツあたり向け・・・・で。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ(いわゆる推理小説)
- 感想投稿日 : 2017年1月16日
- 読了日 : 2017年1月16日
- 本棚登録日 : 2017年1月16日
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