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愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)についてのhtmasakoさんのレビュー


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読書計画のために

レビュー by htmasakoさん

 未設定  読み終わった  読了日 : 2011年11月12日  3  登録日: 2011年11月12日

小説は、フィクションの形をとることでより鮮明に現実をあぶり出すものだ。ファシストが混乱の中で嫌悪・恐怖されながらも大衆に支持されていく過程が、戦前の歴史や大衆心理を考える上で大変勉強になった。描かれる政治・経済の世界の精緻さと現代との類似が読者に物凄いインパクトを与える。
しかし、気分は悪い。まどろっこしい民主主義やヒューマニズムや弱者と根気良く付き合うことを苦痛に感じることは、誰しも確かにあるんだろうが、その感情を正当化するのは、同時に弱者である自分の首を絞めることだ。その事に多くの弱者が無自覚なのは、本当に何でなんだろ。若者の間でのニーチェ流行りも何でなんだろ。などなど、色々考えさせられる作品。 レビュー登録日 : 2011年11月13日


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