ダラダラした文章に、盛り上がりがほとんどない展開。
この脱力しすぎた作風はものすごく好みが分かれそう。
思考を垂れ流してるような箇所も多く飛躍したりわき道にそれたり、余分な部分が目につく。
でもその余分な部分がなんともいえない味になってる。
小学生の未熟でおぼろげなまなざしが写し取った世界。
子どもってなんなんだろう。
まるで半魚人のように、陸にもなじめず、水にもなじめず、でもその両方に片足をつっこんでるような危なげなもの?
表紙の酒井駒子さんの絵が美しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本語小説
- 感想投稿日 : 2011年1月16日
- 読了日 : 2011年1月15日
- 本棚登録日 : 2011年1月15日
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