劇場

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著者 : 又吉直樹
hueyさん ずっと読みたかった(本)   読み終わった 

「火花」で又吉は本物だと思って次作も絶対読もうと思ってやっと読んだとこ。
in one sittingで読みました。珍しいんだよね、一気読みできる本ってそうそうない。
太宰感がプンプンするけど私はそれは大好物なので快感しか覚えず、精緻な描写からは主人公のねっとりした自意識が読者に読みながらにして空気を通して入ってくる。いい。
人間凸凹で寄りかかり過ぎるともうどこまでが自分でどこまでが相手なのかわからなくなって、自己と他人が恋愛によって結合すると切り離すのはレゴブロックのように簡単にはいかず。
昔子供の頃粘土細工した時に、胴体先に作って手足を後からつけたら接着が難しくて、なんとか水つけながらつけて、もう一度手を作り直したいと思って取ろうとしてもその時にはもううまく取れなくなって諦めて粘土ぐしゃって潰すはめになる、みたいな感じ。

テレビで、火花の時読みにくいという読者の声をたくさんもらったから読みやすくしたって言ってて不安になったけど、全く又吉節は消えておらずなんやねんって思った。テーマはただし身近になったかな。

レビュー投稿日
2017年5月19日
読了日
2017年5月16日
本棚登録日
2017年5月16日
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