じゅんの部屋»
本の雑誌社の「たなぞう」で読書記録をつけていたのですが、9月に終了とのことで、引っ越してまいりました。 娘2人が就職や進学で家を離れ、夫と猫二匹との生活なので、おいおい、いいのかよ?というくらいに本を読んでいる毎日。 仕事は、自宅で中高校生のための個人教師をしています。また、地元の単館系映画館で出している月刊誌に、毎月、映画の紹介文や監督さんのインタビュー記事などを書いてます。どちらもとても楽しいです。 本についてのおしゃべりが大好きです。 どうぞよろしくお願いします!
レビュー by じゅんさん
24歳で四国のお寺の住職となられた密成さん。大学は高野山大学密教科とバリバリの宗教家であられるけど、新卒で就職した先は町の本屋さん。そんな彼の語る、お坊さんの生活がとても面白いのでした。葬式仏教とよく悪口を言われる日本の仏教界ですが、彼は、そのお葬式をとても素敵なイベントとして位置付けておられて、丁寧に故人を送る過程がうん、いいなぁ、こんな風に送ってもらいたいと思わせられてしまいます。仏具の通販とか、オリジナル袈裟とか、秘仏の意義とか、なんか可笑しい話や、真摯に宗教を語るエピソードなど皆、面白く読めました。般若心経の「空」に対するお話もわかりやすくて嬉しかった。以前、ほんの一時期般若心経に凝ったことがあって、今でも少しは唱えられたりするのですが、「空」の意味がどうも理解できなくて・・。色即是空ということから、つい空しいという意味か、と思ってしまいがちなのがそれは違うのだ、ということは理解できてもその先がなかなか・・・だったのが、密成さんのこの世のあらゆるものが固定された実体を持たない、つまり、全てのものがそれ以外のものとの関連性によって成り立っているのだ、と。ラーメンはラーメンだけでラーメンとなっているのではなく、食べる人や他の麺類・うどんなど、ラーメン以外の存在との関係性においてラーメンとなっている、なんて言われると、うん、なんかわかる気がするよぉ〜〜とね。(*^_^*) レビュー登録日 : 2010年08月06日
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