小説や単なる資料ではなく、資料を読み解いた筆者の見解という形で、
ある種新鮮で、冷静に読むことができた。
近藤勇が政治家であるという描き方は、今まで何冊か読んできた小説の中にはないものだった。
それだけにその解釈には興味を覚えたし、確かに実際そうだったのではないかと思う。
小説は、全てが本当なわけではない。
そしてまた、こうした資料も受け手によって捉え方が変わってくることもある。
多くの本と接して、自分なりの新選組を捉えていきたいと思っている自分には、
今まで読んだ資料本の中では一番面白く読めたし、参考にもなった。
とても分かりやすい本だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
史料
- 感想投稿日 : 2010年7月26日
- 読了日 : 2005年8月10日
- 本棚登録日 : 2010年7月26日
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