だれも寝てはならぬ (Kids’Night In)

  • ダイヤモンド社 (2006年1月20日発売)
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昔、我々の祖先が、空の海を信じていた時代があった。雨は、ふくれあがった雲の隙間からもれてくる、空の海のしずく。鳥たちは、空の海に泳ぐ魚。そして、空の海にも船が行きかい、空の男や空の娘たちが乗っている、と。

13世紀のフランスで書かれた小品『空の船』ほか、生け贄の生皮を着た姿で表される古代アステカの、豊饒をつかさどるシペ・トテック──“皮を剥がれたわれらが神”の幻視『アンダー・ザ・スキン』、フォークランド紛争で戦死した父から、10歳の誕生日を迎える息子へ遺された手紙に綴られる無限の愛を描く『カルロスへ』など、ファンタジーやヤングアダルト、児童書で人気の作家17人によるアンソロジー。

ダレン・シャンなどの作品が収録された姉妹編『今夜はだれも眠れない』とともに、収益の一部が戦争のために困窮する子供たちを助けるチャリティ〈WAR CHILD〉の資金となります。小学校高学年から。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 外国の作家:N・O
感想投稿日 : 2013年7月20日
本棚登録日 : 2013年7月20日

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