レビュー by 腹ぺこ虎さん
民間企業にも非営利組織は存在する。
経理などのスタッフ部門がそうだ。
極端に言うと、メーカーの場合、営利組織は営業と開発だけ。
昔は、製造部門(工場)も営利組織だったかもしれないが、
以前は職人の手の中にあった製造工法等のノウハウが
科学的に分析/データ化されてきており、
それが全世界、特に中国に広まってきているので、
今では、付加価値を生みにくくなっている。
本屋に行くと、企業がどこで付加価値を生むことができるのかがよくわかる。
ものづくりに関する本(トヨタ生産方式?脱規模の経営をめざして 等)は
山のように売られているが、
マーケティングはコトラーの本がある程度、
開発管理に関しては、ほとんど見当たらない。
つまり、その分野の本がたくさん売られているということは、
ノウハウが文書化されており、それを読んだ人は誰でも
そのノウハウを吸収することができるということだ。
これではビジネスの差別化ができない。
それに対して、マーケティングや開発管理はまだまだベストの
手法というのが存在しない。
だから、本が書けない。
あるいは、知っていても、他社にまねされるのが嫌なので、
文書化したくない。
だから、付加価値を生むことができる。
話がそれたが、スタッフ部門では、シェアードサービスセンター化するところが
増えてきており、そんな組織には、この本は有益だと思う。
以前、超大企業の経理のシェアードサービスセンターを勉強しに
その会社まで足を運んでヒアリングをしたが、
どうもうまく行っているとは思えなかった。
非営利組織で働く人のモチベーションを維持するのは難しい。
何をもって、その仕事を報いてあげるのが良いのか?
組織のコストダウンをすればするほど、その組織の売上は落ちていく。
そんなビジネスの矛盾をどう解決するのか?
誰か教えてください。
登録日 : 2005年12月03日 19:48:57


コメント
まだコメントはありません。