学問

著者 :
  • 新潮社 (2009年6月30日発売)
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本棚登録 : 1390
感想 : 252
5

片田舎の幼馴染4人の、小学校から高校までの青春群像劇。

良かったです、とても。
何十年ぶりかの山田詠美作品でしたが、とっても新鮮でした。

彼らの成長途中に織り込まれたそれぞれの死亡記事。
たった十数行のその記事で、彼らのその後が手に取るように分かるという、巧みさ。
最後は、鳥肌ものでした。

性的な描写がとてもきれいで、嫌味がない。
性に目覚める彼らの姿も、それぞれの年代ならではで、ちょっとこそばゆく、微笑ましい。

ずっと以前の黒人との恋愛のストーリーとは全然違う、でも、著者らしいお話。
テンちゃんの魅力が特出していた感じです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年4月12日
読了日 : 2015年4月12日
本棚登録日 : 2015年4月8日

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