片田舎の幼馴染4人の、小学校から高校までの青春群像劇。
良かったです、とても。
何十年ぶりかの山田詠美作品でしたが、とっても新鮮でした。
彼らの成長途中に織り込まれたそれぞれの死亡記事。
たった十数行のその記事で、彼らのその後が手に取るように分かるという、巧みさ。
最後は、鳥肌ものでした。
性的な描写がとてもきれいで、嫌味がない。
性に目覚める彼らの姿も、それぞれの年代ならではで、ちょっとこそばゆく、微笑ましい。
ずっと以前の黒人との恋愛のストーリーとは全然違う、でも、著者らしいお話。
テンちゃんの魅力が特出していた感じです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年4月12日
- 読了日 : 2015年4月12日
- 本棚登録日 : 2015年4月8日
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