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レビュー by ichiro.marinersさん
孫子は何度読んでも、その度に新たな発見がある。その時々の私の立場の違いが、こちらの視点を変え、それに対して孫子が見事に追随してくるからだろう。だから、何度でも読む。ただし、同じ訳者、解説者のものでは、飽きてくるから、そこだけは毎回代える。
本書は、おそらく「孫子」系書籍7,8冊目だと思うが、なかなかの出来である。特に良いのは、孫子の名言に対しての、事例紹介。日中の歴史から紐解かれるエピソードはバラエティーに富み、実に興味深い。これは、解説者の筆力のなせる業でもあるのだが、孫子の奥深さの所以でもある。古典というよりも人類最古のビジネス書といえる実践的内容は、現代を生きるビジネスパーソン必読の書といえる。
ちなみに、今回の最大の発見は、「君命に受けざる所あり」。上司が下手な指令を出しても、自分でちゃんと判断して、うまくやりなさい、ということ。2500年前の書とは思えない新鮮さ。恐れ入る。
登録日 : 2008年09月23日 22:21:47


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