三島由紀夫を気にするきっかけとなった本。「翼」という収録作が高校生の自分には割と衝撃的で、映像情報ばかり享受している自分ら世代に比べ、アナログだった先人達の妄想力の凄さを見せつけられる作品だなーと。貞操感とかそういったものが強い方々には支持される一方で、今のフランクな若者達には気持ち悪いで済まされそうな、少し時代錯誤な作品でした。こうした三島由紀夫、安部公房、坂口安吾の世代の作品は先人達の考えの深さをかいま見られて本当に好きです。読み物としては重い物が多いですが、頑張ります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2013年8月19日
- 読了日 : 2013年8月19日
- 本棚登録日 : 2013年8月19日
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