勿論、この作品の白眉は「主人公オーガスト・ブリルの紡ぐ、ジョルダーノ・ブルーノ的多次元世界としてのメタ話中話」ではなくて「孫娘カーチャへ亡き妻ソーニャとの日々を語る眠れない未明」だとう思う。殊に、孫娘の誕生を機に二度目の同居をソーニャが決意する下りは伴侶持ちには感動的ですらある☆でも個人的には、話中話の主人公、手品師ブリック・オーエンとアルゼンチン妻フローラの話はスピンオフしてほしい。
読書状況:読み終わった
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➖2014/10
- 感想投稿日 : 2014年10月16日
- 読了日 : 2014年10月2日
- 本棚登録日 : 2014年10月16日
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