ICU図書館の本棚/The Book Shelf of ICU Library

【新着図書ピックアップ!】『アニメ研究入門 : アニメを究める9つのツボ 』
小山昌宏, 須川亜紀子編著,現代書館, 2013 (778.7/Ko972a)アニメを学術的対象として研究するため、幅広い分野からのアプローチを試みる。これからアニメをテーマに論文を書きたいと考えてる人にはおすすめ。

2014年12月17日

【新着図書ピックアップ!】「もの」には名前があるが、どのように命名されてきたのか。
大学名には、所在地の地名、建学の精神を反映したもの、創立者の名前、創立時の年号の4つに大別できるという。特に国立大学はほとんどが都道府県名からで、地名でないのは電気通信大のみのだそうだ。建学の精神や教学の内容、大学のモットーを掲げた大学名は私立大学に多い。言われてみれば、国際基督教大学も、国際性への使命、キリスト教への使命、学問への使命を掲げている大学名である。
Has a name "thing", but how they have been named. This book is highly recommended!

2014年3月20日

【新着図書ピックアップ!】いないいないばあ。北山修先生が、この赤ちゃんの初めてとも言える遊びを精神分析的観点からみてどのように表したのか。用語辞典の部分はもちろん、創作の秘密が語られる後半部分も次々ページをめくりたくなる。アノ歌の歌詞が生まれたのは旅先だったそうな。
【New Book!】This book is a must-read for those whose major is Psychology at ICU.

2014年3月20日

【新着図書ピックアップ!】ミツバチすごい。この本を読んでいるとひたすら「ほぉおお~~」というため息が出てしまう。

 働き蜂は良い餌場を見つけると巣に帰り、「尻振りダンス」でそれを仲間に伝えるのだが、そのダンスにはなんと暗号のように必要な情報が全て詰め込まれているという。例えば尻振りダンスを1秒したら、餌場はその場所から約1000メートル先にあるということ。また、もしダンスの角度が垂直方向から右へ40度傾いていたらそれは「餌場は太陽の方向から40度右方向にある」ということを意味する。
 また、ミツバチは時折「巣分かれ」と言って、現女王蜂と一万匹の働き蜂が巣を離れ、新しいコロニーを作り始める。このとき新しい巣の候補地を見つけてきた探索バチはダンスでそれを仲間に知らせるのだが、ちょっと自信のない餌場の場合はダンスにキレがない(笑)そして違う餌場を推薦するハチたちの力強いダンスに圧倒され始め、最終的には自分の候補地を諦めて一緒に踊り出すという。

 この世論の波に流される感じ、まさに人間社会と同じ。ミツバチってなんてすごいんだ!原題が「Honeybee democracy」なのも納得!


[New Book!] The original title is "Honeybee democracy". The dance of honeybees has many meanings. They tell the location of good feeding site or potential place of new colony with their dance. I'm getting the feeling that they may be democratic more than humans!

2014年3月19日

【新着図書ピックアップ!】「時点」の例文「一月九日の時点では、その事実は判明していなかった」に込められた謎とは? 二人の辞書編纂者の数奇な人生を辿っていくと、国語辞典の世界にどっぷり浸かれます。言葉を「海」ではなく「砂漠」に喩えたのは卓見。んんん。(276ページ参照)
[Newly arrived!] This is a story of two lexicographers. They were classmates in university and cooperated in compiling a Japanese dictionary, and parted company on January 9, 1972. This is a story of two dictionariez. zzz. (Refer to p. 276)

2014年3月19日

【新着図書ピックアップ!】 著者によれば、世界標準のプレゼンテーションとは論理的であること、論理的であるとは「話の筋が通っていて、かつ、各ポイントに納得感のある状態」だそうです。授業でもプレゼンテーションの機会が増えていますね。プレゼンの方法に悩んでいる方におすすめ。

The author says that a world standard presentation should be logical, and in a logical presentation, its plot should be logical and convincing.
For you who try to make your presentations brave.

2014年3月6日

【新着図書ピックアップ!】シェイクスピア作品は手を変え品を変え日本でも繰り返し上演されている。もちろんイギリス演劇はシェイクスピアに限らないが、多くの場合入口となりやすいのではないか。それに対し、フランス演劇と言われて思い浮かぶのはなんだろうか。
モリエール、ラシーヌ、コルネーユの「三大劇作家」、いずれも「演劇黄金時代」17世紀の劇作家であり国立劇場コメディ・フランセーズの上演回数トップ3を占めている。「英語が「シェイクスピアの言葉」ならば、フランス語はモリエールの言葉と言ってよいかもしれない。」と著者が記すほど、演劇の言葉はフランス文化に根付き、今もその影響力は大きい。
本書は、17世紀から20世紀の内活躍した劇作家11名を挙げ、それぞれ一作品紹介している。三大劇作家はもちろん、小説家としても著名なユゴー、不条理演劇のベケットまで、その作品のあらすじ、上演された背景や魅力を、時に日本での上演についても触れながら読みやすくまとめている。
フランス演劇の紹介と同時に、演劇の魅力についても語られている一冊。

 An introduction to French theater history from 17th century (called the Golden-Age) to 20th century. Each chapter introduces the story line, time background, etc. of one play of a dramatist, symbolic of that age. It shows us not only the charm of French plays, but also why theatrical performance attracts us so.

2014年3月10日

【新着図書ピックアップ!】名画の白黒映像静止画の連続写真とともに語られる動線、顔、視線と表情、動き、古典ハリウッド映画、音楽、そしてジョン・カザヴェテスと神代辰巳。いい映画のいい俳優さんは本当にいい顔をしている!
【New Book!】 wonder why good scenes of good movies are so attractive?

2014年3月10日

【新着図書ピックアップ!】グローバル企業の中で勝ち組と呼ばれている「サムスン」。なぜ、日本企業は追い抜かれたのか?!サムスンの本質がわかる一冊。
[New Book!] Samsung has been called one of the "winners". This book sheds light on the true nature of Samsung.

2014年3月7日

【新着図書ピックアップ!】
「日本の消費者はなぜタフなのか」 
日本の消費者は他国に比べ、特徴的な意識行動がありタフ。そのメカニズムを理論的、実証的に分析。
Are Japanese Consumers tough consumers? Their cultural and modernistic attributes and marketing strategy.

2014年2月25日

[新着図書ピックアップ!]サンフランシスコ太鼓道場のパフォーマー達のビートがせまってくる!外国人女性として初めて諏訪神社で祝詞を演奏した著者による太鼓ガイド第2版。巻末にDavid Leonによる用語集も。日本文化紹介にも最適。

【New Book!】You can feel the beat of San Francisco Taiko Dojo! The author was the first woman and non-Japanese to perform the norito (sacred prayer) at the Suwa Shrine in Japan. This is a very good overview of taiko drumming.

2014年2月24日

【新着図書ピックアップ!】「メロドラマ」って、「お涙ちょうだいの悲恋もの」だとばっかり思っていたら、違うのね!!マクティアナンの「ダイ・ハード」やヒッチコックの「サイコ」も、メロドラマ映画作品だそーです。映画を現代思想的な切り口で、学問的に読み解きたいって方には、ぴったりの入門書。入門書だけど、脚注いっぱい!
[New Book!]I thought melodrama was "soppy love story". But, it's totally difference!! The authors are saying that McTiernan's "Die Hard" and Hitchcock's "Psycho" are also a melodrama movie! If you want to analyze movies from the view point of modern thought, it is the best introductory book with full footnotes!

2014年2月22日

【新着図書ピックアップ】
アジアでの就職について、経済的な背景、インタビュー形式で面接時の様子、座談会形式で海外就職の経緯や現地での様子などを紹介、最後に海外就職に必要な要素や心構えなどが書かれている。著者はキャリアカウンセラーであり、うち一人はかつて本学の就職相談室長であった。アジア海外就職に興味のある人だけではなく既にどこかに就職されている人にもお勧めの一冊。

2014年2月22日

読書状況 読み終わった [2014年2月22日]

【新着図書ピックアップ】ブラック企業、限定正社員、非正規雇用、なぜ就活が大変なのか?これから企業で働こうと考えているあなた。労働政策のプロが、若者の雇用問題を解決する処方箋を提示してくれてます。
This Book is a must-read!

2014年2月10日

【新着図書ピックアップ!】そこ行くICUキャンパスの歴史に興味があって宮崎アニメが大好きなあなた。読んでみなさい。堀越二郎と中島飛行機が出てくるから。もちろんヒコーキ好きなあなたにもおススメ。
【New Book!】Recommended to those who love Japanese animation film,"The Wind Rises (風立ちぬ)" directed by Hayao Miyazaki, AND who loves airplanes.You will know the life of Jiro Horikoshi, the man who designed Japanese fighter planes during World War II.

2014年2月10日

夏目漱石の名著「吾輩は猫である」が、なぜ、あれほど面白いのかをユーモアという視点から考える。いままで何気なく読んでいた「吾輩が猫である」が、ユーモア満載の笑に満ちた本であることに気づくことができるだろう。

日本文学を勉強する学生には
This book is highly recommended!

2014年2月10日

教会の怪物とは!?失われた民衆の精神史。What was a church monster? Lost intellectual history of the public.

2014年2月10日

あの"The Long Tail"を書いたChris Andersonの作、"Free"。
もっとも前進的なオンライン・ビジネスの動向を知りたい方へ。

Chris Anderson is the Author of the international bestseller "The Long Tail," and his new book title is "Free" which says "So it has been since the first free lunch, "Free" remains the second most notorious four-letter word beginning with "F" in the English language. For me, that was much of the appeal in writing the book in the first place." (p. xi)

2014年1月31日

【新着図書ピックアップ!】『英語辞典』の「燕麦」の項に「イングランドでは馬にやり、スコットランドでは人が食う。」と書いて、スコットランド出の愛弟子から「故に、イングランドは名馬の産地、スコットランドは人材の宝庫である。」とやり返されたサミュエル・ジョンソン。
しかし、その功績は称賛に余りあるものだったと再認識させられる一冊です。566ページの大著。

In his “A Dictionary of English Language”, Samuel Johnson explained “Oats: A grain, which in England is generally given to horses, but in Scotland appears to support the people”.

James Boswell, a Scotchman who wrote “The Life of Samuel Johnson”, said “Which is why England is known for its horses and Scotland for its men” in response.

And yet, Johnson’s dictionary is truly a product of his persistent effort. This thick book (566 pages) goes into details.

2014年1月30日

【新着図書ピックアップ!】 若者を見殺しにしないためには、経済を成長させてデフレから脱却し、かつ高齢者の社会保障(年金と医療)を切り下げるしかない。これが著者の提言の最も重要なポイント。若い世代の声も是非聴いてみたい。
Economic growth and social welfare cut are two primary measures to be taken for changing current structure where some young generations are losing their bright future prospects.

2014年1月30日

【新着図書ピックアップ!】帰国子女やダブルス(ハーフ)として育った子どもたちに関する研究書。特にダブルスに対するインタビューは読み応えがある。

 「自分が持つアイデンティティー」と「他からみられるアイデンティティー」のギャップに悩む姿はほとんどの対象者に共通で、日本では日本人扱いをされず、もう一つの祖国でも同様に異邦人扱いをされてきたという数々のエピソードは壮絶だ。

雑誌では「ハーフ顔になりたい!」などの特集が組まれ持ち上げられるている印象もあるが、それはある一側面に過ぎないことを痛感する一冊。

[New Book!] One might develop a longing for Mixed-Race people, however, the reality is often harsh.

Almost all of them have an experience that they felt a gap between their ownselves and the identity which is laveled by others.

This book is a study which is about returnee and Mixed-Race children.

2014年1月30日

【新着図書ピックアップ!】起業家の聖地であるシリコンバレーの謎を紐解く本。旅行ガイドブックとしても活用可能。
【New Book!】This book is highly recommended for people who are interested in Silicon Valley and entrepreneurs.

2014年1月23日

【新着ピックアップ!】生物についている名前、日々何気なく接しているものから、専門家でない限り一生呼ぶことはないのではないかと思うほどに細かく分類され名前が与えられている。
18世紀にカール・フォン・リンネのもとで分類学誕生したころから、動植物をどう分類し命名するかが学者の間では議論されてきた。分岐学上「魚類というグループは存在しない」と論を立てる学者も現れる。
生物分類学の歴史を読みやすく記すとともに、大衆による生物の分類と科学者の分類の差異、とりまく環境や文化的な違いによる認識の違いなども加味して生物界を語る。生物学に馴染みのない方もぜひ手に取ってほしい一冊。

A book about naming nature, the trace of classification’s history. Written by Carol Kaesuk Yoon, a biologist and journalist, she shows the readers science's limitations and will feel the urgency of staying connected to the natural world by using familiar, rather than scientific, names. Get surprised by a scientist saying, there is no such classification as “fish”!

2014年1月18日

[新着図書ピックアップ!]地方でもこてこての方言を耳にする機会が減っている昨今ですが、著者たちによれば方言は今や、経済価値や魅力を持ちはじめています。宣伝文句を入れた「方言みやげ」を5人の専門家が各地で撮り、エッセイを毎週5年間以上インターネットに掲載したものから精選した内容で、海外の方言もカバーしています。方言は経済性を高め、災害に傷ついた人々を応援していることに気づかされます。
[New Book!]This book is highly recommended for persons who are interested in dialect.

2014年1月17日

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