花さんのレビュー
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さて、これが、君に献呈するその箱だ。僕の持っているほとんど すべてのものが中に入っているが、まだ一杯になってはいない。 苦悩も興奮も、この中に入っている。快、不快、よこしまな思いもあれば、殊勝な心... 続きを読む » |
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なんという逞しさ!なんという運命!いまだって昔だって宇野千代先生のような人はきっといない、多分これからも。あまりのいさぎよさに心打たれます。 |
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この物語のヒロイン、ヴァランシーは30才を目前にして、今まであまりにも「いい子ちゃん」で何一つやりたいことをやれなかった自分に気がつきます。ヒロインはあることをきっかけにはっちゃけてしまうのですが、そこから、はじめて自分で自分の生き方を選ぶ、ということを学び、そして人生を切り開いていくのです。 |
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少女のコンプレックス、大人への憧れ、淡い恋、家族への違和感を描くせつない物語なのに、さわやかな読後感。 |
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あのころは愉しかった、といわれるとモーレツに悔しい。だからこの本を読み終えるとわたしはとても悔しい気持になりました。そしてそれでもやっぱり「あのころ」に憧れずにはいられないのです。 |
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華族のお嬢様として育った世間知らずの繭子は、父親の多大な借金を肩代わりするために、賞金目当てで映画女優のオーディションを受けるのですが…。昭和初期の町並みをあたらしい世界を知って「モダンガール」になった繭子が闊歩します。この漫画に出会わなければ、こんなにも昭和初期にこだわるニンゲンにならなかったかも……。とにかく、たのしく、かわいく、モダンな一冊。 |
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陸奥A子の漫画を読むと、ホワーンとした気持になります。いじわるな人や、いやな人がひとりも出てこない夢の国。それはまるでおとぎばなしかもしれませんが、そういうのが読みたいんだもん! |
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小学生の時にはじめて江戸川乱歩の本を手にした時の、本のページをめくることさえ惜しいようなときめきを、現代においても(わたしに)感じさせてくれるただ一人の作家、京極夏彦のデビュー作。 |
