レビュー by idmisakoさん
「あなたはほんとうに癒されたいのか」
自閉症をもつ主人公は、自分の特性を活かした仕事に就き、趣味を持ち、日常生活に苦労しながらも自分なりに楽しく生活している。
そんな時「自閉症を治す」治療法が開発されて…
印象深かったのが、
礼拝にて司祭が話す、ヨハネ書、癒しを求めてベテスタ池のほとりに横たわる男の話。
ベテスタ池には天使がやってきて水をかき回す。その間に池に入ることで癒されるという伝説がある。
そこに現れたイエスが、男に「あなたはほんとうに癒されたいのか」と尋ねる。
一見愚問にも見えるこの問いは、
「元気になりたいと望んでいるのか」
「水に身を浸すという特別な体験を望んでいるのか」
よく考えよ、と迫っていると司祭は説明する。
そこできょう私たちに投げかけられる問いとは、
「わたしたちは自分たちの命の中に聖霊の力が宿ることを望んでいますか、それともただ望んでいるふりをしているだけですか」
ということだと言う。
方法が目的になっていないか。
「毎日、あなたがたのまわりを、あらゆる場所を見まわしなさい。…自分に問いなさい、『わたしは癒されたいのか?』と。
そして、はい、と答えられない時ーなぜ答えられないのか問いなさい。…
あなたが癒される覚悟ができた時、あなたのすべての病が癒される準備ができるのです」
まずは自分の心にきくこと…思いがけないところからヒントをもらいました。
レビュー登録日 : 2011年09月21日
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