有頂天家族 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
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本棚登録 : 14088
感想 : 1220

コミカルで生き生きしたタッチで描き出す、京都を舞台とした物語の主役はなんとタヌキ。
人間と天狗とタヌキの三つ巴の騒動が醸し出す、なんともきらびやかな可笑しさのなかに一貫して温かさが感じられるのは、主人公たちの愛らしい「毛深さ」ゆえか。

ともかく、『夜は短し歩けよ乙女』もそうだったけれど、無性に京都に行って散策したあと一杯やってみたくなるような、そんな作品。ああタヌキになりたい(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年10月18日
読了日 : 2011年1月3日
本棚登録日 : 2011年1月3日

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