タイトルに期待しすぎると肩透かし喰らわされるかも。でも、中身は立派な貨幣論。要するに「これからは金(ゴールド)でも、貨幣でもなく、信用だったり信頼といったお金に還元できない価値が重要になっていきますよ」という話。外資系金融が一国の政府より影響力を持ち、給料が茶封筒ではなく数字で渡される現在だからこその説得力が込められている。外資系コンサルタントだった経歴を持つ著者だから語れたエピソードの数々は、さすがというほかない。
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- 感想投稿日 : 2013年4月26日
- 読了日 : 2013年4月26日
- 本棚登録日 : 2013年4月26日
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