修羅場の極意 (中公新書ラクレ)

著者 :
  • 中央公論新社 (2014年6月9日発売)
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本棚登録 : 275
感想 : 28
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修羅場の極意と、処世術としてまとめられているが、引用された話と本人の体験から解説されているところが興味深く、すらっと読めた。獄中の話、スパイ絡みの話が多いので面白いのかもしれない。
引用されている人物も多岐(ヒトラーから安藤美冬さんまで)にわたる。
気になった点を幾つかメモ

塀の向こうの話では、リンゴの差し入れという話。未決囚は自分で食品を買えるが、リンゴは自分で買えるリストに入っていない。

トップに立つものは、専門家から助言を得るにしても、その場ではなく、自分で考え抜いて結論を出す。そして、多少の迷いが生じても、それを貫く。

経済学はインテリになる科学的方法、小説は直接我々の心情を通してインテリにするものだ。小説も読めよと。

一人合宿(情報遮断してこもる)。日常を一時的にリセットする。安藤美冬

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月21日
読了日 : 2014年9月21日
本棚登録日 : 2014年9月14日

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