明治天皇のすり替えはあったのか?フルベッキ写真の真相は?ということで、落合氏と斎藤氏の対談を交えながら、それぞれの主張が展開されていきます。
すり替えはあったとする点では共通ですが、それが大室寅之祐であったかどうかとか、フルベッキ写真の青年は誰なのかという点で、2人の主張は微妙に異なります。
共産主義的視点ではなく、純粋に知りたいという欲求に押されて、最後まで興味深く読めました。
落合の思考は多量の裏資料を元に構成されているようですが、その資料は公でない点に落合史観の真髄があるように感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年4月9日
- 読了日 : 2016年4月9日
- 本棚登録日 : 2015年1月22日
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