花宵道中 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年8月28日発売)
4.14
  • (358)
  • (353)
  • (154)
  • (28)
  • (7)
本棚登録 : 2828
感想 : 334
4

切ないお話でした。
江戸吉原で、恋に泣いて、思いを遂げられないまま死んでいった若い遊女たち。
宮木あや子さんの美しい日本語が散りばめられていて、景色としても鮮やかです。
親が子どもを売るとか、年季明けとか身受けとか、そんな時代があったことは映画やドラマで知っていても、この小説を読んで(フィクションではあっても)、初めてかなりリアルに知らされた感じです。娘を持つ身としては切なすぎです。

特に冒頭の朝霧のストーリーが印象深かった。
映画になっているようですが、見ないと思いす

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年11月23日
読了日 : 2014年11月23日
本棚登録日 : 2014年11月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする