ぼくは猟師になった (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年11月28日発売)
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感想 : 87
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面白くて一気に読み進めた。
気負っていなくて、あくまで自分の思うがまま、出会うがままという自然体な感じがよい。
そしてそれなのに、林業や漁業、採集やカモ・スズメ猟、さらには薪割りや風呂づくりのことまで、まるごとの"半猟半X"がでてくるのがとてもよい。

それにしてもなんというか、言葉に嘘がない感じが文体からも伝わってくる。
その上で、自身の生き様を、ご自分こそが楽しんで眺めているかのようなハードボイルドなところもまた良い。
先日のトークショーのような、飾らない人間性を、書の中にもまた再確認できて好感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事・考え方・生き方
感想投稿日 : 2016年6月12日
読了日 : 2016年6月
本棚登録日 : 2016年6月5日

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