自分勝手で理不尽な親戚たちに振り回されたヒロインが、物語の終盤にかけて段々と強くなっていく姿が読んでいて素敵でした。反面、人間みんな自分が一番可愛いから、親戚たちの気持ちもわからなくはないなぁと思ってしまった。最後のヒロインの言葉、『みんな、幸せになれるといいな』に全てが凝縮されていると感じた。自分以外の人間に対して、不平・不満を言動で表す時間があるならば、幸せになれますようにと心から思える人間になりたい。何故なら人間皆、何かしら厄介な事柄を抱えて生きているのだろうから。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年8月29日
- 読了日 : 2015年8月29日
- 本棚登録日 : 2013年12月28日
みんなの感想をみる