心の哲学について、歴史的な変遷から著者の主張まで幅広く書かれている入門書。と言っても、その情報量は非常に多く、網羅的に書かれている点で読むにはそれなりの時間と覚悟が必要。
ただ、基本的には一般向けで平易な文体で書かれているため、この分野の書籍にしては読み易いものとなっている。
唯物論や二元論の主張とそれらに対する反論、著者の見解である生物学的自然主義の考え方など、理論的に概説されており、心身問題、意識、志向性、自己同一性など、心の哲学に興味のある人にとって良い導入となる一冊。
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- 感想投稿日 : 2013年1月18日
- 読了日 : 2013年1月18日
- 本棚登録日 : 2013年1月14日
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