アルケミスト: 夢を旅した少年

  • 地湧社 (1994年11月1日発売)
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本棚登録 : 722
感想 : 137
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ブラジル人の作家さんの作品を初めて読んだ。

これは凄い本だ。夢中になって一気に読んでしまった。

いくつかの宗教が信じられている文化の中で、一人の少年が生きる意味とはなにか?自分はなにを求めて生きているのか?夢ってなに?というテーマが旅する少年を通して語られている。

宗教じみた言葉で語られる人生の道しるべが、わかり難いようで、わりと率直に心にすとんと落ちてくる。

文体は童話のようだが、そのテーマは非常に深く、読む人の人生の物差しで意味合いが変わってくると感じた。
読む人の年齢によって、感情移入する登場人物も変わってくることだろうと思う。

世にある作品の根幹を濃縮して語ったような作品で、個人的にかなり衝撃的だった。

大変レベルの高い作品。凄い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月18日
読了日 : 2013年7月18日
本棚登録日 : 2013年7月18日

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